FIREとの出会い:70歳まで働くのが「当たり前」という風潮への違和感
老後の生活プランを考えるようになったころ、若者の中で「FIRE」と呼ばれるムーブメントが話題になっていました。
FIREとは、早期に仕事中心の生活を辞めて、資産運用益で生活費を賄うライフスタイルのことです。
このFIREという考え方に触れた瞬間、私の心に衝撃が走りました。『長く働くことこそが正解』という世の中の風潮に、一石を投じられた気分だったのです。
今の日本では、70歳まで働く機会を与え(高年齢者雇用安定法の改正)、年金受給年齢を70歳まで繰り下げれば、年金額が4割以上増える制度を制定(年金制度改正法)し、元気な間は働き続けるのが当たり前になってきていました。
この時期に、FIREと呼ばれるライフスタイルの考え方を知ったのです。
私の中に70歳まで働いた後の人生を想像しました。 70歳まで今の延長線上で働き、その後に待っているのは、ただ時間を持て余して毎日を過ごすだけの自分ではないか。そんな光景が目に浮かび、強い危機感を覚えました。本当にこのような老後生活を望んでいたのかを考えるようになりました。
62歳で立ち止まり、自分に問いかけた「4つの疑問」
そこで ①「老後生活に必要な最低生活費は」、②「何歳まで働く必要があるのか」、③「これまで貯めた資産の運用益はどの程度で、十分なのか」、④「今の自宅を終の棲家としていいのか」、自問自答するようになり、定年後(老後)の収入と支出額を推定したマネープランを作成することにしました。
FP資格への挑戦が、私の視界をクリアにした
この時に同じ勉強するのであれば資格にも挑戦しようと考え、FPの資格試験に挑戦し、合格しました。還暦を過ぎて手にした合格証書の重みは、学生時代のそれとは全く別物でした。脳が活性化し、体中の血が入れ替わるような『若返り』を実感したのです。
そして私にとっての最適なマネープランを推定した結果が次の通りです。
①「最低必要な生活費」は、夫婦で290万円(私210万円、妻80万円)と推定しました。
②「何歳まで働く必要があるか」は、62歳で退職して問題がないと推定しました。
③「資産運用額、運用益」は、2000万円以上で、年間100万円以上の運用益が期待できると推定しました。
④「終の棲家」は、今の自宅は大きすぎるので、断捨離して、マスターズマンションなど(シニア向け分譲マンション)を終の棲家とする方が良いのではないかと夫婦で相談し、金銭面でも可能であると推定しました。
私が「年金の繰上受給」を迷わず選択した理由
62歳で、退職し年金を繰上受給を開始しても、「最低必要な生活費」はクリアーできること。さらに、「211万円の壁=住民税非課税世帯」の基準をクリアーし、税金と社会保険料の額を最小にでき、可処分所得額をMAXにできること。
「ゆる起業」という新しい生き方:個人事業を選んだ理由
第二の人生を開始する場合、62歳という年齢は、まだまだ現役でやりがいはMAXで、新しいことに挑戦する意欲が十分にあること。今の会社で70歳まで働き続けた後であれば、新しいことへ挑戦する意欲は無くなっていると考えたこと。
さらに、FPの資格に挑戦し、合格した時のうれしさがあり、その後も、個人事業に役に立つ簿記試験にも合格できたこと。
個人事業は、会社に時間を切り売りする働き方ではありません。自分の得意(資格)を活かし、社会に貢献しながら、ストレスのない『ゆる起業』という形で自分らしいライフスタイルを実現する手段なのです。
まとめ|定年後を「余生」にしないため
現在は、継続して資格試験に挑戦して、宅建士、ローンアドバイザー、年金アドバイザー、管理業務主任者と資格を取得でき、信頼をアップさせた個人事業を継続し社会に貢献していきたいと考えています。
【あわせて読みたい:専門家としての詳細解説】
私が実践した「年金繰上受給」の具体的な計算方法や減額率のシミュレーション、そして個人事業をスムーズに立ち上げるためのスケジュールについては、私の専門解説サイトにて詳しく公開しています。
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